英語学習のスタートに必要な「英語をキャッチする耳」、教えます。
こんばんは、 28歳からの独学で英語をマスターした いづつ京子です。
ひたすら一人で英語の勉強をしてた私ですが、「結構、英語が身についてきたなぁ」と思った頃から、ネイティブの方を探し交渉して話し相手になってもらったりしていました。
この「結構、英語が身についてきた。」と感じだした「根拠」は、
「洋画のセリフが聞こえるようになった。」
と、感じたことでした。
独学で勉強を始めた頃、「楽しい教材なら自然に身につくんじゃないかな?」と思い「Disneyアニメ」のDVDを買いました。
子どもの頃、吹き替えでよく見ていてストーリーも知っていたので、「これなら楽しく身につくはず。」と思ったのです。
ところが、いざ見てみると、
「あれ…全然わかんない…。」
文法や単語がわからないとかではなく、
英語が聞き取れない。
ワードひとつひとつは中学で習うような簡単なもの。
英語字幕を見ながら聞いても、…聞き取れない。
耳が英語の音をキャッチできていない。
10分程度の短編を見ただけで、もうくたくたでした。
やばい、全然楽しくないぞ。これは続かない。
それでDVD学習は一旦止め、「聞き取れない原因」を悶々悩む日々が続きました。
「やっぱり、英語が出来る人って”耳が良い”とか、生まれ持ったスキルみたいなんがあるんじゃないかな。私には無理なのかもしれない…。」
この時は何度も心が折れかけました。
でも、「最近の英語学習の主流はシャドーイング」、と聞いて始めたCD付テキストを一冊ひたすらシャドーイングすることだけはなんとか続けていました。
そんな日々を2ヶ月程過ごしたある日、何気なく入ったカフェで洋画が流れていました。あまり興味がなかったので気にとめずコーヒーを飲んでぼーっとしてました。
すると、
「cut it out!」
ん?
えっ?
今、英語聞こえた!
2ヶ月前には真剣に字幕を睨みながら聞いても聞こえなかった「英語の音」を、
耳がキャッチした!
これがブレイクスルーというのでしょうか。
とにかく胸がドキドキしたのを覚えています。
そこからは、しまい込んでいたDVDを引っ張り出してきて学習を再開。
話せる言葉やフレーズが増えてくると、
「私の英語、どれくらい通じてるのか誰かに話して確かめたい!」
と思うようになり、「相手のいるレッスン」を始めるようになりました。
「英語をキャッチできる耳」という概念に気づいたことは、私にとって貴重な体験でした。
リスニングは、真剣に聞いているから聞こえる、というものではないのです。
英語の耳を作らないまま学習すると、聞き取れないので学習にストレスを感じます。
そして、ストレスになるので進まない、上達しないから楽しくならない…という悪循環に陥ってしまうのです。
英語学習にまず必要なのは英語をキャッチする耳を作ること。
「聞き取れるから楽しい」になれば、自然と学習は進んでいくのです。